中野扇状地
2021年4月1日
中野市田麦の光林寺から見た中野扇状地です。実は中野扇状地には分水嶺が存在します。扇頂部で数本に別れた八ケ郷用水が、異なった方向に流れます。写真の中央奥が扇頂部です。畑が広がっているところが扇央部で、最も手前が扇端部になります。中野扇状地の真ん中を分水嶺が走っていて、それは写真の中央奥から手前です。画面の向かって左側(北側)の用水は最終的に内川となり、中野市古牧で千曲川に注ぎます。画面右側(南側)の水を集めた片塩川は、篠井川となって中野市草間で千曲川に注ぎます。中野扇状地では、分水嶺で別れた水は直線距離で約10㎞も離れて千曲川に合流します。このように平坦な台地でも分水嶺があるのは面白いです。