カキドオシ
2021年5月10日
新聞にカキドオシは食べられると書いてありました。カキドオシはやたらと蔓延(はびこ)り、群生地に踏み込むと芳香が漂ってきます。山菜として食べるとしたら、その香りが邪魔をするのでは?と危惧しましたが、食べてみると意外と違和感がありませんでした。芳香をもたらすのは精油と呼ばれる成分で、薬草としての価値もあります。精油の成分はピネン、シネオール、カンファーなどのモノ(あるいはセスキ)テルペノイド類です。山菜もタラノメやコシアブラの様に血眼になって探すものより、ハルジオンやオドリコソウ、そしてこのカキドオシのように、鎌で刈り取るほど繁茂する植物を食べる方が、罪がなくていいですね。