積乱雲
2021年6月17日
6月15日 午後1時に撮影しました。気象庁は関東甲信が14日に「梅雨に入ったと思われる」と宣言しましたが、この時は青空が広がって、積乱雲が出ていました。太平洋高気圧が弱いため、本州は大陸育ちの高気圧に覆われ、上空に寒気が入ったためにできた積乱雲です。梅雨前線は、はるか南の太平洋上にあり、梅雨とは全く異なる気圧配置なのですが、天候が不安定なので梅雨入りを宣言せざるを得なかった様です。今回のことを踏まえ、これからは「梅雨に入ったと思われる」とするより、「雨の多い季節に入ったと思われる」とした方がよいのではないでしょうか。
6月16日は上空にさらに強い寒気が入ったため、午後になって激しい雷雨になりました。梅雨前線が北上して本来の梅雨空になるのはさらに先になりそうです。