サンカヨウ
2021年6月25日
北信地方では、初夏の深山でよく見かけます。写真は赤滝川渓谷で撮影しました。サンカヨウはキンポウゲ科の植物で、白い花は花弁ではなく萼片なので長く咲いています。(この項、誤りでした。「サンカヨウはメギ科の植物で、白く美しい6枚の花弁をつける。」に訂正します。2021.7.22) この花は雨に当たると白い花弁が半透明になり、凍ったように見えることで知られます。写真の花は晴れた日に撮影したので、真っ白に写っています。ある植物写真家がこの花に少しだけ水をかけたが変わりなかったので、たっぷり水をかけて暫くしばらくしてみたら半透明になっていたそうです。
一本木公園のバラが咲くころ、朝のバラを写すのに霧吹きを持っていく人がいます。朝露が降りたように写したいのだと思いますが、バラが開花する6月には朝露は降りないと思います。夏のバラの花に水滴がつくのは雨上がりだけです。