松川谷
2021年7月10日
志賀高原横手山の西斜面を走る志賀草津ルート(R292)と、その先の松川谷です。撮影地点は「のぞき」と呼ばれ、ちょうど松川谷をのぞき込むような地形で、こう名付けられたのではないでしょうか。谷を横切る部分は冬は雪崩の常襲地帯で、ここは大きなスノーシェードで覆われています。
松川谷は戦前、戦中には盛んに鉄鉱石が採掘されましたが、どこも埋蔵量が少なくすぐに廃鉱になり、埋め戻されず放置されました。戦後の暫くの期間、松川の川原の石は酸化鉄で覆われ、長野電鉄で小布施の松川橋を渡るとき、河原が真っ赤だったことを記憶している方も多いと思います。
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