ニッコウキスゲ
2021年7月21日
西館山スキー場第2リフト乗り場付近です。もともと、志賀高原にはニッコウキスゲは生えていませんでした。15年ほど前から、ゲレンデのあちこちにニッコウキスゲの種がまかれて、繁茂するようになりました。株を見ると結構地中深く根を下ろして、土砂の流出を防いでいるようです。
最近のスキー場はスキーヤーが滑り易いように、ゲレンデの凹凸を人工的に重機で均してしまいます。裸地を雨水が流れ、大雨では多量の土砂が流出してしまいます。人工的に芝生の種を蒔いたシートをかけたり、このようにニッコウキスゲの種を蒔いたりして、土砂崩落を防いでいます。日本の国土は、このようにスキー場やゴルフ場開発で蝕まれてしまいました。