東江部周辺(天満宮)
2022年3月31日
東江部の集落の真ん中にあります。天満宮(天神様)は菅原道真を祀ってあり、学問の神として親しまれています。道真が活躍した京都市北野と左遷された福岡県大宰府の天満宮がよく知られます。北野天満宮は全国にあり、長野県では下水内郡栄村の北野天満宮が有名です。平安時代藤原氏が実権を握っていた頃、学者でもあった道真は宇多・後醍醐天皇に重用されますが、藤原時平の怨嗟に合い大宰府に左遷されます。復権することなく道真は2年後に没しますが、道真の死後、藤原菅根が雷に打たれて落命し、藤原時平の病死、疫病の流行、様々な天変地異が起こります。当時の人は道真の怨憎と信じ、道真の怨霊を鎮めるために天満宮で道真を祀ったのです。
江戸時代にここに法性寺というお寺があり、住職が寺子屋をやっていたそうです。弘化4年善光寺地震で倒壊し廃寺になり、天満宮に替わったようです。母方の祖母が天神様を信じており、母も私たち子供の受験の際は、いつもこの天神様にお参りしてくれていました。お陰で私も一浪はしましたが合格したので、遅ればせながら手を合わせてお礼のお参りをしました。