篠井川水系をめぐる (6) 湧き水
2022年4月21日
以前は、中野扇状地の扇端部(小田中、西条、岩船、吉田)には泉がたくさんあり、地下水がこんこんと湧き出ていました。水がきれいなので、泉の周囲にはクレソンやセリが繁茂していました。小さな甲殻類(ヨコエビの仲間?)が無数に泳いでいました。湧き水は篠井川水系の重要な水源でした。
今は道路拡幅に伴い深い側溝が掘られ、さらに集落の再開発で地下の水脈がずたずたに切られてしまい、湧き水や泉はほとんど見られなくなりました。写真は西条の村外れでかろうじて見つけた湧き水です。