籾(すじ)蒔き作業
2023年4月29日
長男(中野市内の圃場で米を作っています) に頼まれて、籾蒔き作業を手伝いました。苗箱に床土を蒔き、散水して籾を蒔きます。最後に覆土してでき上がりです。写真は作業前の様子で、苗箱が乗っていません。苗箱は奥から手前に流れてきます。作業中は箱がどんどん流れてくるので、手が抜けません。(「籾」は「すじ」とは読みませんが、一般的にこの作業のことを「すじまき」と呼ぶので、敢えて「籾」の字を宛てました)
蒔き終えた苗箱が積み重なっています。
フォークリフトでトラックに積み込みが済みました。
作業場所は、飯山市安田です。田園的で心が洗われます。
庭の片隅に珍しい植物が咲いていました。ユリ科のギボウシの仲間みたいです。園芸植物です。
5月7日 記 園芸植物に詳しい友人が教えてくれました。「シラー・カンパニュラータ」で、よく増えるそうです。植物図鑑とWEBで調べてみました。最近、植物分類学が進歩してきてユリ科の分類が大きく変わりました。 大雑把にまとめてみるとこの植物は、Asparagaceae (キジカクシ、クサスギカズラ)科 Scilloideae(ツルボ)亜科 Hyacinthoides(ツリガネズイセン)属 のイングリッシュ・ブルーベルのようです。 キジカクシあるいはクサスギカズラはアスパラガスのことです。この科で日本古来の種はツルボだけですが、ツルボも帰化植物とする説もあります。 Hyacinthoides は「ヒアシンスと似た」と言う意味です。イングリッシュ・ブルーベル と スパニッシュ・ブルーベルは近縁で交雑しやすく、雑種強勢 (hybrid vigor) の原理で繁殖力が強く、他の植物を駆逐します。まさに、これがそうです。
キキョウ科カンパニュラ属にもカンパニュラ (ツリガネソウ) と言う植物がありますが、日本にはホタルブクロがあります。ラ・カンパネラと言うリストのピアノ曲がありますが、日本の題名は「鐘」です。
カラスノエンドウも花をつけていました。鞘が伸びたら中の豆を除いて、口で吹いてピーピー鳴らすので、子供たちは「ホッポ」と呼びます。
ハルジオンが小首をかしげて咲いていました。この時期、ハルジオンやヒメジョオンの花茎をゆでて食べます。私は春菊の代わりにこれらのキク科の植物を好んで食べます。いくらでも生えているので、食費が浮きます。