ブナ平スキー場を歩く
2023年6月21日
河原小屋から発哺温泉にリフトが通じています。今はゴンドラリフトが動いています。
河原小屋には蓮池から下ってくるトリプル・ゴンドラ・リフトがあります。索道にゴンドラが3基連結されており、それが4組あり交互に山麓駅と山頂駅を結びます。
河原小屋駐車場には大きなカツラの木があります。カツラは新緑の葉が赤く染まってきれいです。この木は根元から何本もの幹が立ち上がっていますが、もともと一本の大木が伐採され、伐採されたところから萌芽(ヒコバエ)したものと思われます。
スキー場を登っていくと、ゲレンデの境のブッシュの中にハリギリが生えていました。ハリギリはセンノキ(栓の木)とも言い、材はろくろ細工(漆器の原材料)に使われます。ハリギリの新芽はおいしい山菜です。タラの芽、コシアブラなどと同じウコギ科の植物です。
ゲレンデのあちこちにニワゼキショウが咲いていました。北米原産の帰化植物できれいですが、迷惑植物です。最近志賀高原でもよく見かけるようになりました。
オオバギボウシが大きな葉を広げていました。新潟県ではギボウシはウルイと呼ばれ、山菜です。
ゲレンデの真ん中に、大きなコメツガの木が立っていました。このスキー場ができてから70年ほど経つと思いますが、その間ずっとスキーヤーを見守ってきたことでしょう。
ブナ平スキー場の上部まで上がってきました。この辺りにはロッジが3軒あったのですが、いずれも閉鎖されています。スキーヤーの動きは時代とともに変わるものですね。