夏の植物 | 市川内科医院 院長のブログ│休憩室

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夏の植物

2023年7月17日

毎日、暑い日が続きます。厚さしのぎに美しい緑を紹介します。今年は、雨が多く気温も高いためか、緑がことのほか美しいです。初めに、林道南線の植物を紹介します。林道南線は土人形資料館や如法寺とも近いのに、自然が豊かです。時間がない時でもちょっと歩けば、このような緑に出会えます。

キャッチアイ画像はノタケです。何でもない植物ですが、葉が目立つのでずっと気になっていました。さらに、ノタケの「タケ」は「竹」なのか「茸」なのか、命名の理由が分からないのも気になります。

 

 

 

 

ミツバの花です。春はミツバを良く採りました。毎日食べてもアキが来なくて、重宝しました。今の時期は強(こわ)くて食べられないけれど、その代わりこんな可愛い花に出会えます。ちょっと涼しくなったでしょう?

 

 

ヤマウコギです。ウコギはどこにも生えており、山菜としても美味しいのに人はあまり食べないのは不思議です。ウコギ科の植物はほとんど食べられます。例えば、タラノメ、コシアブラ、ハリギリ、そしてウコギです。ウコギは棘(とげ)があるので採るのはちょっと大変ですが、茹でてお浸しにするか、塩味をつけて、ご飯に混ぜてウコギご飯にすると美味しいです。米沢藩主の上杉鷹山は、ウコギの栽培と鯉の養殖を奨励して、米沢藩の財政を立て直しました。(これは例え話でしょう。行政の機構改革で立て直したのだと思います。その中にウコギと鯉があったかも知れないけど。)

 

 

ウコギ科ハリギリ属のハリギリです。私は、天狗の葉団扇(はうちわ)は、ハリギリかヤツデの葉だと思います。

 

 

 

こんなところにウドが生えています。そういえば、ウドもウコギ科タラノキ属でした。ここは林道わきのスギ林の中ですが、もとは畑だったのでしょうか? 東山周辺ではウドは自生しないので、栽培種だと思います。

 

 

トリアシショウマです。まだ蕾(つぼみ)ですが、もうじき白い花がみられる季節になります。花が咲くときれいです。

マムシグサが青い果実をつけています。秋になると、朱赤色に熟します。それは赤いトウモロコシみたいですが、齧ると強烈に辛いです。

日当たりのよい草地にはヤブカンゾウが咲いています。ちょっと、暑苦しいけれど真夏にはこのオレンジが目立ちます。クローズアップするとごちゃごちゃしていますが、野生種にしては花は豪華です。どこにでも咲いているので、私は切り採って花瓶に挿して楽しみます。春先の若芽は山菜です。茹でて酢味噌和(あ)えにすると、ちょっと癖のある味(臭い)ですが、食べ過ぎなければ結構いけます。

 

 

家に帰ってきました。ヒメシャラの樹ですが、今年はことのほか元気です。右上は去年の蒴果が落ちずの残っています。ツバキ科ナツツバキ属ですが、これ以外にミソハギ科サルスベリ属、リョウブ科リョウブ属の樹木の幹の樹肌は地図状(斑状)で美しいです。

暑い日が続きます。ご自愛を

 

 

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