軽井沢を歩く
2023年12月15日
「浅間山と軽井沢の本を書くから文章を書け」と藪から棒に言われ、考えもせず「やる」と言ってしまった。「医者になったころ、1年半ばかり小諸に住んだ」と言う肩書だけで、お鉢が回ってきたのだが、そうも言っていっていられず、付け焼刃の取材小旅行を試みた。
旧軽の銀座通りの近くのキリスト教会や避暑発祥地の旧跡を歩いた。軽井沢は駐車場に苦労するが、幸い目的地近くの寺院の庭が有料の駐車場になっていて、あまり歩かなくて済んだ。
軽井沢銀座通りの雑踏を抜けると北国街道沿いの閑静な地区に入る。「馬をさえながむる雪のあした哉」芭蕉 雪の朝は駄馬まで普段と違って面白いよ と言う意味ださうだ。
日本聖公会軽井沢ショー記念礼拝堂 広い前庭の奥に古い教会があった。自由に入れる礼拝堂の中は、ひっそり静まりかえっていた。
ショーハウス記念館 宣教師のショーが初めて建てた避暑のための家屋をここに移築した。簡素な建物だ。避暑は夏だから、冬は使わなかったのだろうな。
旧軽の帰りにR18を走り、追分の浅間神社脇の町営駐車場(無料)に車を止めた。(今回の取材旅行とは、全く関係のない話だが、昭和40年代の信越線の急行電車は、小諸のあと信濃追分、中軽井沢、軽井沢に停まった) 浅間神社は「あさまじんじゃ」ではなく、「せんげんじんじゃです」(当たり前か?)
追分の集落を少し歩くと、「堀辰雄記念文学館」がある。午後4時半過ぎで、薄暗くなりかけていた。受付のおじさんが「あと30分しかないから、すぐ入って見ろ」と言って、唯で入れてくれた。
中の展示物の記事が信毎に載っていたので、読んで下さい。行って見て大変に参考になった。しかも、唯で。