志賀山原生林
2025年6月12日

清水公園付近の志賀山原生林です。アイキャッチ画像の色が良くないので、以前このブログで使った写真を本文の下に提示します。同じカメラで、同じ森を写してもこれほど色調が変わるのだから、「風景写真は足しげく通う必要がある」と言うことですかね。

原生林の詳細を4分割画面で示します。

1.原生林の内部は様々な樹木が見られます。中央の肌が白い針葉樹はオオシラビソです。ほかはコメツガか?
2.岩を抱くようにコメツガの根が張っています。この原生林は志賀山溶岩流の台地上にあります。粘凋性の溶岩が冷えて固まると、大岩がごろごろ転がったような地形になります。浅間山の鬼押し出しを想像してください。大岩の頂上部で芽生えた針葉樹の幼樹は、日光を浴びて成長し、根は岩をつかみながら、丁度タコの足のように伸びます。運悪く、岩と岩の間で芽生えたら幼樹は日光が届かないので成長しません。たとえ、そこで成長しても根が岩をつかまないので風て倒れてしまいます。
3.クロベの巨樹です。今年の大雪で大木がかなり損傷しました。志賀山原生林の針葉樹は、コメツガ、クロベ、オオシラビソです。
4.巨岩をタコの足のように把握するコメツガです。格好良いです。

5.ムラサキヤシオツツジが真っ盛りです。
6.イワナシです。優しいピンクです。
7. ミツバオウレン 葉は胃薬だけど、いま陽気こんな生薬だれも見向きしない。
8.コケ植物は良く知らないので失礼。それでも原生林の足元を色どる植物です。