ケンポナシ
2017年10月28日
大風が吹いた翌日、ケンポナシの葉の上にケンポナシの果穂(果柄と果実の集合)が落ちていました。(写真では、果穂の一部が、腐って黒っぽく変色していることをお許しください)
ケンポナシはクロウメモドキ科の高木で、里山でよく見かけます。秋に果柄が黄土色に肥厚し、その先に黒褐色の果実が付きます。黄土色の部分を齧(かじ)ると甘みがあります。ケンポナシはテンボナシ(手棒梨)が訛ったものです。「てんぽ(手棒)」とは手指を火傷(やけど)をしたあと、きちんとした治療を受けれずに、手指が癒着したまま治ってしまった状態をさします。野口英世博士が子供のころに、指の火傷瘢痕癒着の手術を受けたことがきっかけで、医学を志したことは有名です。
先端の黒褐色の果実や、変色した果柄を取り除いて黄土色の部分をかじると、思いがけず美味でした。ネットで検索したら、肥厚した果柄は生薬や健康茶に、木材は高級な家具用材になると書いてありました。