十三崖のチョウゲンボウ集団営巣地(1)
2018年8月14日
高社山の火山堆積物が夜間瀬川で削られてできた十三崖には、自然の穴が所々に空いていて、それを猛禽類のチョウゲンボウが巣をつくっています。以前は多くのチョウゲンボウがここで繁殖していて、長野県の天然記念物に指定されています。最近になって、崖っぷちに樹木が繁茂してきて、チョウゲンボウの姿がめっきり少なくなりました。巣穴自体が減ったこともあるかもしれませんが、樹木を伝ってヘビが侵入するので、チョウゲンボウが住みつかなくなったそうです。
十三崖を形成している堆積物はとてももろく、崖は常に夜間瀬川の流れで削られています。ところが、現在は護岸の石積工事がされて新たな露岩が作られないので、いつの間にが樹木が生育してしまうらしいです。(今から50年ほど前の崖の写真を明日お見せする予定です)