医院は花盛り
2024年4月18日
医院は、中も外も花盛りです。花瓶ににスタッフが花を生けてくれました。
スイセンはヒガンバナ科の植物で、スペイン、ポルトガルから中近東の地中海沿岸が原産です。学名(属名)は Narcissus で、ギリシャ神話では、「美少年ナルキッソスは水に映った自分の姿に見とれて、「ニンフのエコーを振り返ってもくれない。悲しんだエコーはナルキッソスの姿をスイセンに変えてしまった」と書かれています。だから、自分の姿に見惚れている男性のことを、「ナルシスト」と呼ぶのです。 スイセンの球根は海流に運ばれて、ほぼ全世界の沿岸地方に分布します。まさに、グローバルな植物です。日本でも、越前海岸をはじめ各地にスイセンの大群落があります。 ヒガンバナやスイセンは全草が有毒です。ただ、球根に含まれる澱粉粒は救荒食物として使われました。ジャガイモの澱粉粒を取り出すと同じ様に、摺り下ろして水に入れ、澱粉粒だけにしてよく水に晒せば食べられます。スイセンの葉はニラの葉と間違えてよく食中毒(吐き気、嘔吐)を起こします。(死ぬことはありません)逆手にとって、催吐剤として使ったこともあったそうです。 ムスカリはツルボ亜科で、ヒヤシンスも同科です。ツルボは日本でも自生しています。ムスカリは丈夫で育てやすいです。 チューリップはトルコ原産で、1554年にオーストリア大使が持ち帰ってヨーロッパに広がったとされます。
スズランスイセン(スノーフレイク)は、ユリ科なので、おそらく毒はないと思います。 チューリップもユリ科。 パンジーは三色(さんしき)スミレだからスミレ科です。
ユキヤナギは4月11日のブログの写真が寂しかったので撮り直しました。隣の家のユキヤナギです。
家の庭のユキツバキです。ヤブツバキは太平洋岸に多く、種から椿油がとれます。ユキツバキは日本海岸に分布し、長野県内では関田山脈にあります。特徴は葉の鋸歯がヤブツバキは細かいのに対し、ユキツバキはやや粗いです。 アミガサユリ(バイモ)は中国原産の園芸植物です。近縁に日本の高山で咲くクロユリがあります。 セイヨウタンポポ 総苞片がそっくり返っていますが、日本のカントウタンポポやカンサイタンポポは真っすぐ上に延びます。(向かって右は裏返した花です) スズランスイセン(スノーフレイク)は先程書きました。