コナラの巨木
2021年10月10日
犬飼城跡の山頂にあります。葉の間隔が少し空いて若干樹勢が衰えているようにも見えますが、枯れた幹もなく、おそらくこれが老樹の正常の姿かと思われます。胸高直径は1.2mぐらいでしょうか? 高さで5mぐらいのところで幹は3本に分かれています。北信でこんなに大きなコナラを見るのは初めてです。以前、群馬県だったか、埼玉県だったかの里山で、巨木に登録されているというコナラを見ましたが、これぐらいだったかと思います。
雪の多い木島平村の里山ではミズナラが多いのですが、コナラはあまり見かけません。中野市あたりの里山では、コナラは普通です。コナラは適当な高さに成長すると薪にするため伐採されますが、切り株から傍芽(ぼうが)して短期間で成木になります。そのようなわけで、中野市内では大きなコナラはあまり見かけないのですが、雪深い木島平のこの地にこのように大きまコナラが存在することは、何か人為的なもの(ドングリを蒔いたか、苗を植えたか)を感じます。