電気牧柵
2017年7月9日
牧場の牛を外に出さないように開発されましたが、今は山に住む害獣(サル、イノシシ、カモシカ、ニホンシカ、クマ etc, )を里に下りてこないようシャットアウトするため、各地に設置されています。電線には間歇的にパルス状の高電圧がかかっていて、不用意に触るとビリッときます。「大きな電流が流れないから触っても大丈夫」とされていますが、私の経験からは危険です。ここに掲げた写真とは違う状況ですが、電柵の先にサルよけの鉄製のフェンスが設置してある所がありました。雨が降っていて衣服は濡れていました。電柵の線を全部外さずに、その先のフェンスを手でつかんで、電線の下をくぐった時です。背中に電線が接触して、ものすごい電撃を食らいました。普通は靴を履いているし地面も乾燥しているので、それほど電流は流れないのですが、この時は私の身体は完全にアースされた状態で、背中を通して大電流が流れたのです。最悪の場合、心臓の収縮周期によっては、重篤な不整脈を招きかねません。面倒くさがらずに、全部の電線を外して通過すればよかったです。