続・コレステロールの話
2016年11月21日
コレステロールと聞くと身体にとって悪いものを連想しがちですが、そうではありません。コレステロールは大事な栄養分であり、副腎皮質ホルモン、胆汁酸などの身体を維持するのに必要な物質の原料です。コレステロールは血液に乗って体の隅々に運ばれ利用されます。しかし、血液中のコレステロールが高過ぎると、血管に沈着して動脈硬化を起こします。高コレステロール血症には家族性(遺伝性)のものと、そうではなく生活習慣の乱れ(運動不足、炭水化物の過剰摂取)からくるものがあります。いずれのタイプでも良い生活習慣を維持し、それでも高ければ薬を飲んでコレステロール値を下げる必要があります。