回路か素子か
2017年11月23日
’16年11月10日のブログ「創作アンプ」で紹介したアンプは、「夢の素子」と言われるシリコンカーバイド(SiC)トランジスター(Tr) を使ったアンプでした。写真のアンプは前回のアンプをさらに進歩させた完成型です。半年ほど稼働させていたら作動電圧がずれてきたので、再調整しているところです。
私はこれまでにいろいろなTr アンプを作ってきました。これまではN‐チャネル(N-ch)Tr と P‐ch Tr を組み合わせて使うアンプでしたが、今回のアンプはN‐ch の SiC Tr だけで構成しているため、回路に工夫が必要でした。完成したアンプを聴いててみると、とても音がよいのです。音がよいのは回路のせいなのか、素子のせいなのか確かめてみたくて、次回は従来の Tr を使った新回路のアンプを作る予定です。