この度のヘリコプター事故に思う
2017年3月7日
写真は平成19年8月に菅平・根子岳で撮影した実際の遭難者救助の様子です。下肢を骨折して動けなくなった女性を収容するのは、今回遭難した長野県防災ヘリコプター「アルプス」です。
痛ましい事故が起きてしまいました。訓練で9名もの命が失われてしまい、亡くなった方には哀悼の意を禁じえません。最近、山岳遭難者の救助に県の防災ヘリや県警のヘリが多数回出動すると聞きます。中には「疲労したから」と、タクシーでも呼ぶような気持で、携帯からヘリ救助の要請をしてくる登山者もいるそうです。
そのようなことを踏まえて、冬山での遭難者救助を想定した訓練だったのでしょうか。登山を愛する私としては、極力、山でのトラブルは避けたいと思っています。自分に見合った山を選ぶ、良く調べて登る、気象状況を把握する、普段からトレーニングする、等々に注意して、遭難を起こさないように自分の趣味で人様の迷惑にならないよう心掛けたいと思っています。