今回の大雪
2020年2月14日
2月11日の朝、撮影しました。わが家の北側の屋根は40センチを超える積雪です。9日と11日は中野では大雪になりました。通常ですと上空に寒気が入ると北部の新潟県境では大雪になりますが、中野ではさほど積りません。中野が県境並みに大雪になるメカニズムを考えてみました。今回、高層天気図と地上天気図を見ると、高層では西寄りの風、地上では北寄りの風が吹いていました。この風がぶつかり合って、線状に雪雲が発達し,中野付近まで流れ込んだためです。私の記憶では昭和38年に中野で一晩に1メートルぐらい積ったことがありました。その時気象台では「前線の雪」と解説していたのですが、これだったのでしょう。その後、気象観測が進んで高層天気図が得られるようになり、今まで謎だった現象が少しずつつ解明されるようになりました。