霊閑寺のツツジ
2021年5月16日
中野市東山の霊閑寺はツツジが満開です。今回は霊閑寺の話です。関山慧玄(無相)は、信濃国高井郡(現在の中野市)出身の臨済宗の高僧で、鎌倉長建寺、京都大徳寺で修業し、時の朝廷から国師の称号が与えられました。明治時代に入り、明…
クサギの若芽
2021年5月15日
クサギのことは、過去に何度も取り上げてきました。(2017年10月7日 ほか) 要約すれば「葉をもむと悪臭がする、花が咲くと芳香が漂う、果実が美しい、等々」です。今回は救荒植物としての利用です。飢饉に備えて若芽を摘んで、…
マルバアオダモ
2021年5月12日
北信の里山にたくさん生えていて、今の時期が花の盛りです。タモとかトネリコと呼ばれる樹木の仲間で、材は木目が美しいので建築物や家具に利用されます。強靭で衝撃に強く、弾力性があるので野球のバットにもなります。タモ、トネリコは…
エビネ開花
2021年5月11日
私が学生だったころ、間山の剣の峰山に登ったら薄暗いスギ林にエビネが群生していました。一株だけ家に持ち帰ったら、環境が良かったせいかあっという間に広がり、今でも初夏になると庭の片隅でこのようにきれいに咲きます。その後、剣の…
カキドオシ
2021年5月10日
新聞にカキドオシは食べられると書いてありました。カキドオシはやたらと蔓延(はびこ)り、群生地に踏み込むと芳香が漂ってきます。山菜として食べるとしたら、その香りが邪魔をするのでは?と危惧しましたが、食べてみると意外と違和感…
オドリコソウ
2021年5月9日
食べられそうな山菜を片端から試食中です。山菜図鑑にオドリコソウも食べられると書いてあったので、さっそく試してみました。茹でて味噌汁の具にするだけですが、食べるには食べられました。ただ、花が咲く時期には茎が固くなるので、も…
ウスバサイシン
2021年5月8日
箱山の樹下で咲いていました。葉の下の目立たないこげ茶色の物体が花です。ウスバサイシンはヒメギフチョウの食草で、蝶類研究家の栗田貞多男氏によると、箱山でヒメギフチョウが産卵していることは確認されているので、箱山にこの蝶が生…
ハリギリ
2021年5月6日
鴨ヶ岳の山頂近くにハリギリの大木があります。ハリギリは土地の肥えた山地に多く、特に北海道では大木になります。材は「栓(せん)」と呼ばれ、細工物や菓子鉢などの材料になります。ろくろ細工で削り上げて漆を塗れば、お椀などの食器…