ヒキガエルのオタマジャクシ
2021年5月14日
東山の山すそにある如法寺の池です。桜の花が咲くころヒキガエルがここで産卵します。1頭の雌の背中に乗ろうとして、数頭の雄が争う様子を蛙合戦と呼びます。(注)生物学では、動物は全て、1頭、2頭と呼びます。 北信地方では、ここ以外に小布施の岩松院や長野市の花岡平が有名です。オタマジャクシは後足、前足の順で生え、尻尾が委縮して子ガエルになります。梅雨時の雨の降る夜に一斉に池から上がって、広い範囲に散らばります。わが家にも1頭住み着いていて、たまに行き会うと足で蹴飛ばしても逃げません。
池のオタマジャクシも人を恐れず、子供たちが網を入れえても逃げないので簡単につかまります。子も親ものんびりした性格のようです。ヒキガエルの背中にはイボイボがあり、中から牛乳のような白い有毒の粘液を分泌します。外敵から身を守り、有害な細菌や寄生虫を防ぎますが、あまりいじめると毒液をだすので注意が必要です。