霊閑寺のツツジ
2021年5月16日
中野市東山の霊閑寺はツツジが満開です。今回は霊閑寺の話です。関山慧玄(無相)は、信濃国高井郡(現在の中野市)出身の臨済宗の高僧で、鎌倉長建寺、京都大徳寺で修業し、時の朝廷から国師の称号が与えられました。明治時代に入り、明治天皇から無相大師と追諡されました。また、妙心寺派の奥の院と称される岐阜県美濃市正眼院を開山しました。中野では関山無相大師として親しまれています。霊閑寺は関山慧玄が、父高梨高家の菩提を弔う為開山しましたが、戦国時代、川中島の戦いで焼失しその後長い間廃寺になっていました。昭和に入り京都妙心寺館長の来訪により、再建されました。