美しいキノコ
2024年4月15日
箱山登山道で見かけた、小さくて美しいキノコです。カサが内側にそっくり返っていて、内部は赤漆塗りのお椀にそっくりです。赤い内側が傘の表で、白い繊毛が生えている方が裏側です。普通のキノコはヒダで覆われていますが、このキノコはトゲトゲの毛でできています。このキノコの種名は不明です。
自然は美しいものを作ります。このキノコは、赤色(朱色)が綺麗です。 古代の人は、赤い色に魅せられて「丹生(にゅう)」と言う鉱物を見つけました。「丹生」は「辰砂(しんしゃ)」とも呼ばれ、地名を調べていくと、北信でも丹生が産出されたらしいです。丹生は水銀化合物で有毒なので今は使われませんが、弥生時代の装飾古墳などで盛んに使われました。古代人の生活が分かるような鉱物が見つかると嬉しいです。今は地名から類推するしかありませんが・・・・。
浅間社里宮の草原にツクシが生えていました。大して美味しくはないけど、摘み取って煮て食べました。よく煮たけど、筋が残りました。春は摘み草が楽しいです。