ニチニチソウの線虫病
2022年9月25日
我が家のフラワー・ポットに植えたニチニチソウです。左端と真ん中の苗が元気がありません。左の土の中に何らかの病原菌が潜んでいて、だんだん広がっているようです。ネットで調べましたが、「苗立ち枯れ病」とあるだけで、原因菌が分かりません。園芸に詳しい方が「線虫病だ」と教えてくれました。今年植えたニチニチソウはほとんどが枯れてしまいました。たまたま元気なポット(写真)があったのですが、これもだんだん怪しくなってきました。線虫といえば「松枯れ葉」の原因のマツノザイセンチュウが知られています。マツノマダラカミキリが線虫を媒介し、線虫が根に入ってマツを枯らします。
最近、線虫の本を読みました。(以下、そこに書いてあることを記します)線虫は長さ1mmほどの虫で、世界中に住む線虫の数は天文学的な数になります。主に細菌を食べますが、土中の有機物を食べる種や動物や植物に寄生する種もあり種類が多いです。線虫は汚物の処理に重要な役割を担っています。とても丈夫で、氷の中で10万年も生息した線虫もいたそうです。
私は子供のころプランクトンの観察をしていたことがありました。たいていのプランクトンは1mmの1/100くらいの大きさなのですが、たまに線虫がいるととてつもない大きさに見えます。それがぴょんぴょん跳ねて、CになったりSになったりして、気味が悪かったことを思い出します。