ブロッコリーが15番目の指定野菜に
2024年1月27日
この間の新聞に載っていました。これまでに、消費量の多い野菜14種(キャベツ、キュウリ、ダイコン、トマト、ナス etc.) が指定野菜でしたが、ブロッコリーが新たに指定されました。私はブロッコリーを良く食べるので、度々ブログで取り上げているのですが、ここで改めて解説します。
ブロッコリーは芯も食べられます。薄くスライスすれば、みそ汁の具に最適です。同じく、白菜やキャベツの芯も、柔らかい所を薄くスライスして、よく煮れば柔らかくなります。芯は栄養はさることながら、大便の量を増やすので、便秘には有効です。キャベツの外側の葉を捨ててしまう人が多いけど、私は緑色のキャベツの葉は捨てることなく食べます。油炒めにすれば柔らかくなりますよ。 以下、Web.の知識です。
ブロッコリーの欠点・・・・食べ過ぎると体臭がきつくなります。食べ過ぎ、例えば毎日一個、あるいは1kg も食べればの話だそうです。どんな食品だって、自然界の産物なんだから、食べ過ぎれば有害です。どんなものでも、適量に留めるのが良いようです。(例えば、冬眠明けの熊は、ミズバショウの根を食べて便通を促します。鹿は食料がなくなると、コバイケイソウの花穂でも食べます。これらの植物は、有毒なのに・・・)
ブロッコリーの利点・・・・多くの有効成分が含まれます。まず、カリウムが多い。カリウムは血液中のナトリウムを追い出して、血圧を下げます。 ビタミンC、イソチオシネート、β-カロテン等は抗酸化物質です。抗酸化物質は動脈硬化(老化)を予防します。 さらに、ある種の多糖体はデトックス作用があるそうです。
ここまで書いて、がっかりさせるようで申し訳ないのですが、ブロッコリーはアブラナ科、アブラナ属の植物です。アブラナ(Brassiacea)属は多くの種が含まれます。ナバナ(ノザワナ、アブラナ、カブ)、コマツナツナ、ハクサイ、コウタイサイ、チンゲンサイ、ハクサイ、etc, があり、この仲間は、ブロッコリーとほぼ同一な成分が含まれると予想されます。特に、キャベツ、ケール、カリフラワーなどの結球する野菜は、 同じ種 ( Brassica oleracea) で、 oleracea の後に var. (変種の意味の)何々・・・と付きます。以上の3種は同一種です。つまり、ブロッコリーの栄養価や薬効は、キャベツやケールとほぼ同じと考えられます。キャベツは、表側の青い葉を食べれば良いということです。
因みに、結球する野菜は葉裏(キャベツjなら内側)に成長ホルモンが片寄るためです。ちょっと謎めいていますが、キャベツの表面は葉裏です。(葉が開いた姿を連想してください) カリフラワーはブロッコリーの変異種ですが、包んでいる葉を上部で縛って、光を当てないようにして育てます。