キハダ
2021年10月20日
奥志賀高原牧場の山際はキハダの林が広がっています。ブナの伐採後にキハダに置き換わったようです。牧場の中にもところどころにキハダが残っていました。牧場の管理人の方が鉈でキハダの樹皮をむいてくれました。鮮やかな黄色の形成層が現れました。切り取られた樹皮の黄色い部分を噛んだら、強烈な苦みが口いっぱいに広がりました。キハダは「木曽百草丸」の主原料です。生薬名は黄柏(おうばく)で、成分はアルカロイドのベルベリンやトリペルノイドのオーバクノンです。健胃、抗炎症、清熱作用があります。