高社山の残雪 | 市川内科医院 院長のブログ│休憩室

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高社山の残雪

2023年3月28日

3月28日はすっきりと晴れました。箱山登山口からは正面に高社山が望めます。今年の高社山は、普段の年と比べて極端に残雪が少ないです。3月末にこんな茶色の高社山は見たことがありません。沢筋に少し雪があるだけです。

高社山の山肌が、薄赤紫色に見えます。以前 follower の方から、「写真では、晩秋から早春にかけて、遠くの高山の山肌が紫色に写るのはなぜ? よく”山紫水明”というけど、どうして?」との質問が寄せられました。実際に目では、山肌は(赤)茶色に見えます。この写真のホワイト・バランスは、晴れた日の太陽光の撮影条件です。(ここで、色温度というtechical-termがあるのですが、難しいので説明は省略します。)  一つの鍵は、太陽光が大気中を通ってくる間に、青色の光を散乱することです。空が青いのはそのせいです。デジタルカメラやカラーフィルムは白昼光の条件で撮ると、山肌の赤茶色と散乱した青色光が混ざって薄紫色に写るのです。ヒトの肉眼では、色温度を自動的に補正してしまうので、このような見事な紫色には見えません。

(後半は、ブログ「実験室」の話題になってしまいましたが、書き始めてしまったので「院長ブログ・休憩室」で取り上げました。ついでに、ブログ・実験室も覗いてみてください。スマホ、タブレット、PC で format が違いますが、「MENU」とか「ブログ」のアイコンをクリックしてください。そこから「院長ブログ」あるいは「実験室」をクリックすれば入れます。ブログ・実験室は予告なしに、追加事項を古い頁に追加記載したり、新しい頁が新たに加わったりして、探し辛いかも知れませんがお許しください。)

(ここまで書いて、いろいろなことを思い出しました。高校のころ英語の教科書に、ゲーテの書いたエッセイを習った記憶があります。そこで、「晴れた日の日陰の雪は青く見える」その理由を物理学から説明した、と記憶しています。それと、「月食の月が赤く見える」訳も、私のブログで解説してあるので、探してみてください。ブログ・実験室2022.11.9 「月食観測結果」)

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