馬曲を歩く
2023年5月28日
木島平村馬曲を歩きました。「馬が曲がる」と書いて、「まぐせ」と読みます。由来は「頼朝だったか誰だったかが、馬曲渓谷に入り込んで行き詰まり、馬の首を回して引き返した」と言われています。集落の棚田は田植えが終わっていました。
昭和の終わりごろ馬曲に温泉が出て、馬曲温泉と名付けられました。露天風呂から見える風景が美しいことで有名になりましたが、最近この施設が休館になってしまいました。宿泊施設も併せて休館で集落は大きなダメージです。
馬曲集落は温泉ができて道が広くなり、インフラも整備されています。温泉が閉鎖したままでは心配です。
集落内に大きなヤマナラシの木がありました。ヤマナラシの葉柄は長く断面は縦長です。風が吹くと葉がひらひらとはためき、陽に照らされるとキラキラと輝きます。ヤマナラシはポプラと同じ仲間ですが、こんなに大きなヤマナラシは初めて見ました。
集落の入り口にキハダが生えていました。木肌の樹皮は木曽の「百草丸」の主原料です。
集落の上部の雑木林にミズキが咲いていました。ミズキやヤマボウシは棚状に咲くのが特徴です。