巣鷹(すたか)湖
2023年9月24日
野沢温泉村上ノ平高原の標高1200mにあります。対岸が堤防になっていることから、この池は灌漑用のため池であることが分かります。池水は天代川に注ぎ、栄村北野、宮野原の水田を潤します。池の由来は私なりに考えてみました。池の上流部の毛無山は江戸時代は、飯山藩の御巣鷹山(おすたかやま)だったのではないでしょうか? 堤防を築いて池ができたとき、オスタカ湖ではゴロが悪いので、スタカ湖としたのではないでしょうか。
毛無山から流れ出た沢水は、一旦この池に取り込まれ、池に注ぎます。透明のきれいな水でした。
池の周囲は「スタカ湖キャンプ場」です。高床式のバンガローがしゃれています。
毛無山に向かって、なだらかな遊歩道を歩きました。戦後ブナ原生林を伐採して、そこに杉を植林したようです。生き残った杉と再生したブナが混生しています。スキー場に囲まれた一帯ですが、自然が良く残っていました。野沢温泉・上ノ平スキー場は上級者にはかったるいけど、雪中のブナが見れるので、私は好きです。
GPSのトレイルです。右下のスケールが120mだから、片道1kmぐらいでしょうか?
野沢温泉村に下る車中から撮影しました。手前(下)のゲレンデはカンダハ・コースで、競技専用のゲレンデです。正面の雄大なコースは日陰ゲレンデです。野沢温泉スキー場は、これ以外に2本コースがあり、豪快に滑れます。