夜間瀬スキー場を歩く | 市川内科医院 院長のブログ│休憩室

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夜間瀬スキー場を歩く

2023年5月20日

良く晴れたので、ゲレンデを歩きました。一部でワラビを栽培しているので、ワラビは採れません。私は、ワラビはあまり食べません。牛や馬が牧場に生えているワラビを食べて中毒を起こすことは良く知られています。しっかりアク抜きをすれば食べられないことは無いけど、有毒と知ってわざわざ食べる事もないでしょう。

牛が食べると、ワラビに含まれるプロキシドの作用で、造血器障害を起こします。貧血と血小板減少ですが、沢山食べると出血で死にます。プロキシドの慢性中毒は、泌尿器系臓器(腎、膀胱)の悪性腫瘍です。馬が食べると、チアミナーゼの作用でビタミンB1が破壊されます。脚気症状(多発性神経炎)が現れ、足腰が立たなくなります。ビタミンB1を投与すれば回復しますが、発見が遅れると死にます。脚気で死ぬなんて不思議に思うかもしてないけど、人の脚気衝心(心臓の脚気)は治療しない(ビタミンB1をの使わない) と死に至ります。今の時代、ヒトの脚気なんて・・・、と思うかも知れないけど、インスタントのカップラーメンばかり言食べている若者は、脚気になりますよ。

 

 

そんな訳で、ワラビです。ワラビとじゃんけんする時は、「ぱー」を出せば必ず勝ちますね。

 

 

ゼンマイです。ゼンマイも有毒、と書いてあるWEBもあります。あまりたくさん食べない方が良いようです。(ゼンマイは救荒植物で、昔から食べられてきました)  緑色をしているのが栄養葉で、茶色が胞子葉です。

 

下山してくるパーティーです。たかが、高社山ごとくで、随分大きな荷物ですね。しかも、格好はいかにも現代風です。 (私は普段ポロシャツに普段ズボンです。靴だけは軽トレッキング・シューズですが・・)  帽子を被っていない人が2人いるのが気になります。日焼けと熱中症予防に、帽子は必ず被りましょう。(私は頭をスズメバチの刺されて以来、屋外では必ず帽子を被ります)

レンゲツツジです。牧場によく生えていますが、有毒なので牛馬は食べません。  有毒で思い出したのですが、山から帰ってカレーを作りました。新ジャガを使ったのですが、薄明るいところに保管していたので、芋の皮が薄緑色を帯びていました。ジャガイモの芽と緑の皮は有毒です。しっかり皮を剥いて食べたほうが良いです。この部分はネズミに食べられないように有毒です。

 

 

ギボウシです。信州人はあまり食べませんが、新潟県ではウルイと言って、美味しい山菜です。

 

 

トリアシショウマです。ユキノシタ科の植物で山菜ですが、あまり食べるところはがないですね。

リフト1本分登りました。標高差250m、斜辺長1,000mです。sin α で計算すると、14.5度です。この位の斜度だと膝は痛くならないのですが、下りはやはり痛みました.

下りの駐車場で咲いていたナナカマドです。蕾の色はさえないけど、花が咲くと豪華です。

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