ウバユリ | 市川内科医院 院長のブログ│休憩室

長野県中野市三好町1-2-10 TEL:0269-22-3366 長野電鉄長野線「信州中野」駅 徒歩6分

タイトル背景

休憩室市川内科医院院長のブログ

▼ MENU

ウバユリ

2018年7月30日

以前、近くの山から採ってきたウバユリが根付いて花が咲き、その種がこぼれて今年は庭の松の木の下で成長しました。右下は花の拡大写真です。葉っぱが下の方から枯れ始めています。図鑑によると、ウバユリの名の謂れは、「花が咲くころになると、葉が枯れ始める」→「葉がない」→「歯がない」→「お婆さん」→「姥(うば)」で、ウバユリだそうです。何か連想ゲームみたいで、こじつけがましいですね。しかも、解説文では「実際には花が咲いても、葉が全部枯れることはない」と注釈が加えられています。

花をよく見ると、花弁がやせていて隙間(すきま)から花の内部が見えます。花弁の内側が茶褐色に変色しており、まばらな雄蕊(おしべ)が隙間だらけの歯のようで、全体の姿と合わせて老婆を連想させます。おそらく、それがウバユリの名の謂れでしょう。ウバユリに対して、北海道に多いオオウバユリは、花の時期に葉は枯れ始めるものの、花の姿形はポッチャリ型の美人です。

 

新着情報
カテゴリー

このブログに関するご感想やご質問

▼ 診療内容
アーカイブ
pagetop